華陀夾脊穴と盤龍刺。これはどちらも現代では自律神経症状に効くと喧伝されていますよね。
「この2つはどのように使い分けするのだろう」と歴の浅いときには思っていましたが、まさに灯台下暗し。
答えはすぐ目の前にありました。
背中の反応を取ると盤龍刺になる人もいれば、華陀夾脊穴のように左右対称に現れる人もいるのです。
ただそれだけなのです。
なので、「華陀夾脊として打とう」とか「盤龍刺にしよう」とか、そういう話ではありません。
眼の前の患者さんの体に鍼をしていれば、結果的にどちらかになっているときもあるというものなのです。
そもそもツボの成り立ちというのは、「そこをやれば、こういうことに効いた」という古代からの症例集積の集大成なわけで、結果を先に選ぶというのは大きな間違いなのだと思います。
こんなことは当たり前なのですが、より個別化して見ていくと、骨度法に照らし合わせた座標的なツボよりも、個別に取穴したほうが効くというだけのことです。
ツボがわからないうちは先に結果から入ってもいいのですが、ツボがわかるようになればツボから入る必要はないと言うわけです。