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吐き気と嘔吐|鍼のRCT373件・レビュー158件で使われたツボ

更新 ・ 著者 管理人 ・ 出典 PubMed(集め方と限界)

PubMed で鍼・灸・指圧と吐き気と嘔吐 を題名か抄録に含む論文は、RCT 373件・系統的レビュー 158件・症例報告 54件(2026/10/09 時点)。

新しい順に取れた RCT 150件のうち、抄録または本文(PMC の無料公開 26件)にツボの記載を拾えたのは 80件(53%)。残りはツボが書かれていない論文です。

拾えた中で多いツボ:内関(PC6) 51件、足三里(ST36) 39件、合谷(LI4) 23件。

直近の系統的レビュー 3本の要約は下の「レビューの結論」にあります(抄録から作成・人の確認前)。

件数は「論文に書かれた回数」で、効果の大きさや優劣ではありません。集め方と限界はこちら。

試験でよく使われたツボの順位

拾えた割合:取れた RCT 150件のうち 80件(53%)でツボが拾えた。ツボが書かれていない論文(70件)は下の表に入っていません。

順位ツボ拾えた RCT取れた RCT に占める割合
1内関(PC6) うち本文のみ 75134%
2足三里(ST36) うち本文のみ 83926%
3合谷(LI4) うち本文のみ 72315%
4中脘(CV12) うち本文のみ 21812%
5三陰交(SP6) うち本文のみ 5149%
6神門(HT7) うち本文のみ 5117%
7天枢(ST25) うち本文のみ 396%
8陰陵泉(SP9) うち本文のみ 496%
9太衝(LR3) うち本文のみ 385%
10神闕(CV8)75%
11気海(CV6)75%
12関元(CV4) うち本文のみ 164%

レビューの結論

題名に疾患名(同義語を含む)と鍼・灸・指圧の語が両方ある新しい系統的レビュー(最大3本)。方法論の研究は除いています。要約は抄録だけを読んで書いたもので、人の確認前です。

  1. レビュー 2026 ・ Front Neurol
    Efficacy and safety of acupuncture for chemotherapy-induced nausea and vomiting: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trial

    化学療法による悪心・嘔吐への鍼の49試験(4,133人)のメタ分析。嘔吐の発生(RR 0.583)と悪心の発生(RR 0.532)が対照より少なく、最も使われたツボは足三里(42)、内関(38)、中脘(23)だった。

    PMID 42490841 ・ DOI 10.3389/fneur.2026.1774507要約は抄録から作成・人の確認前

  2. レビュー 2025 ・ Front Neurol
    Acupuncture for nausea and vomiting induced by highly emetogenic chemotherapy: a systematic review and meta-analysis

    高度催吐性化学療法による悪心・嘔吐への鍼の系統的レビューとメタ分析。全期間(RR 1.54)と遅発期(RR 1.56)の完全制御率が上がったが、GRADEで中等度とされたのは1つのアウトカムのみで、証拠は十分でないとしている。

    PMID 41561337 ・ DOI 10.3389/fneur.2025.1692411要約は抄録から作成・人の確認前

  3. レビュー 2025 ・ Front Med (Lausanne)
    Efficacy of acupoint-related therapies for nausea and vomiting in pregnancy: a Bayesian network meta-analysis

    妊娠中の吐き気・嘔吐に対するツボ関連の療法を比べた38試験(1,164人)のベイズ流ネットワークメタ解析。雷火灸の順位が最も高く、次いで生姜灸の穴位貼付、指圧が続いた。生活の質では中医の鍼が最も良かったとし、鍼中心の治療の成績が良かったと著者はまとめている。灸や貼付を含む比較である。

    PMID 41098990 ・ DOI 10.3389/fmed.2025.1589950要約は抄録から作成・人の確認前

主な RCT

  1. RCT 2026 ・ BMC Complement Med Ther
    Study on the preventive effect of Neiguan acupoint stimulation combined with Zusanli acupoint stimulation on postoperative nausea and vomiting in patients undergoing hysteroscopic surgery

    子宮鏡手術の90人を、内関と足三里の刺激、内関のみ、偽鍼(Streitberger)の3群に分けた試験。術後0〜6時間の悪心・嘔吐は内関を含む2群が偽鍼群より少なく、痛みのスコアと排ガスまでの時間は併用群が最も小さかった。

    PMID 42363177 ・ DOI 10.1186/s12906-026-05451-x要約は抄録から作成・人の確認前

  2. RCT 2026 ・ J Invest Surg
    Wrist-Ankle Acupuncture on Postoperative Nausea and Vomiting Prophylaxis in High-Risk Female Patients: A Pragmatic, Randomized, Single-Blind, Sham-Controlled Trial

    術後悪心嘔吐の高リスクの女性132人で、手首足首鍼と偽鍼を比べた単盲検試験。24時間のPONV発生は42.4%対71.2%(RR 0.60)で、有害事象はなかった。

    PMID 42152719 ・ DOI 10.1080/08941939.2026.2652778要約は抄録から作成・人の確認前

残りの論文

系統的レビューの題名一覧(47件)
RCTの題名一覧(148件)
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